小さくうるさい書感グループ |
メンバー紹介 | |||||
本屋学問 当会代表、本サイトを後援する小さな出版社「オフィスHANS」経営 |
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山 勘 評論家、画家 中高年クラブ「ババンG」 |
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当サイトの設立主旨 皆様、ようこそお立ち寄りくださいました。 ここはたまたま縁あって集まった数人の本好きが、平成23年(2011年)5月に設立した、読んだ本の感想を語り合うサロンです。 語り合う内容も高い目線で見下ろす「書評」ではなく、読書感想文のようなものなので「書感」と名付けました。 書感だけではなく会員が思いのままに綴るエッセイも収録します。 どうぞ気の向くままに書感とエッセイをご笑覧ください。 当会の初代会長、六甲颪さん(元医用計測器メーカ社長) は平成25年(2013年)5月、95歳の天寿を全うされ彼岸に旅立ちました。 その後 高幡童子さんが加わり、現在のメンバー構成となりました。 毎年7万冊もの新刊書が出る今日、手元に残したい本と出合うのは偶然の機会となりました。このサイトがあなたのお好きな本と出合うきっかけとなれば幸いです。
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致智望 オーディオメーカ会長 Phasemation 会長のコラム |
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ジョンレノ・ホツマ 研究所スタッフ ホツマツタエの解読を楽しむ |
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恵比寿っさん 当会記録担当、ゴルフ練習機メーカ社長 パッティングの救世主 |
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高幡童子 医用機器メーカOB |
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狸 吉 WEB掲載担当、技術コンサルタント、計測器メーカOB 計装プラザ コテージ・サンシャイン |
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忘れられた新いろは歌の紹介-2012年2月六甲颪さん(前会長)のネットエッセイ「後世に残したい歌」より 鳥なく声す 夢覚ませ 見よ明け渡る 東を 空色映えて 沖津へに 帆船群れいぬ 靄のうち 明治36年「萬朝報」という新聞社が、「新いろは」歌を一般公募したところ、この難問を見事突破して新しい歌が選ばれた。1等の作者は埼玉の坂本百太郎という人で、見事に47文字も「ん」も読み込んでおり、歌詞の内容も朝の情景を巧みに表現している優れたものである。 |
例会報告 |
第30回「ノホホンの会」報告 2014年1月21日(火)午後3時~午後5時(会場:三鷹SOHOパイロットオフィス会議室、参加者:致智望、山勘、高幡童子、恵比寿っさん、ジョンレノ・ホツマ、本屋学問) 狸吉さんがサントリーホールで思わぬアクシデントに見舞われ、残念ながら欠席でしたが、残る全員は今年最初の例会に元気に顔を揃えました。次回は復帰されることを祈っています。 今回の書感、エッセイは、皆さんが関心の高い健康に関するテーマが多く挙がりました。上手に生きれば寿命は120歳まで延びる、ストレスを溜めない、良質のたんぱく質は体に良い、加工食品はできるだけ口にしない、塩素入り水道水もあぶない…。 恒例の新年会では、そんな注意すべき食材のことなどすっかり忘れ、皆さん思い思いに好きな物を注文し、美酒に酔いました。オペラから演歌まで話が弾んで、結局はこんな楽しい集いがあればいつまでも健康でいられるという、究極の結論に達しました。めでたし、めでたし。 (今月の書感) 「老化は治せる」(恵比寿っさん)/「50歳からは炭水化物をやめなさい」(致智望)/「ひこばえに咲く」(山勘)/「体を壊す10大食品添加物」(ジョンレノ・ホツマ)/「昭和16年夏の敗戦」(高幡童子) (今月のネットエッセイ) 「ニセ食材、騙される客も悪い?」(山勘)/「人の評価」(本屋学問)/「いなくなった伊東正義」(山勘) (事務局) |
書 感 |
老化は治せる/後藤 真(集英社新書 2013年3月20日第1刷発行 本体700円)
医学博士 桐蔭横浜大学医用工学部特任教授および東京女子医大東医療センター整形外科・リウマチ科客員教授。 1947年名古屋市生まれ。東京大学医学部卒業。専門は老化学・内科学。 ウェルナー症候群などの早老症、リウマチ性疾患の研究と治療を行う。日本リウマチ学会賞など受賞。日本老年病学会、アンチ エイジング学会評議員。主な著書に「痛快!不老学」「新しいリウマチ治療」など。
はじめに 老化学に新しい知見 第1章 老化イコール炎症という新しい方程式 第2章 不老の妙薬? 第3章 夢の「抗酸化剤」は老化を抑制できるか 第4章 老化は予防できる おわりに 老いの意味を自問する
老いのメカニズムがついに解明された! 老化の原因は炎症、ならば「老化」は治せるのだ。既に医学の世界では、炎症の治療法・治療薬の研究が進んでおり、「老化」はもはや治療可能な疾病なのだ。 炎症と老化の関係に早くから着目し、早老症、老年症などを治療・研究してきた著者がやさしく解説する最新の「不老の医学」。 「老化」を治して若返るための生活術も。現代人、必携の書。(ジャケットより) 老化は4種類の炎症によって進行する。このうち、自然炎症は止められないが、急性炎症、慢性炎症、弱い炎症は病気だから止めることが可能。つまり、老化も病気、治療の対象と言える。(帯より)で、早速に買わずにはいられないですよね。
医学研究の最前線からこれまでの常識を覆すような新しい知見が得られたそうで、一言でいえば「老化は病気であり、病気である以上、治療の対象となる」ということ。生物としての人の最大寿命は120歳だが、現実にはほとんどの人はそれよりも短い生涯だが、逆に言えば、病気にかからず健やかに人生を送れば、その人本来の寿命をまっとうできる。 第1章ではなぜ老化は病気なのか、そのキーワードは「炎症」 第2章ではアスピリンは手軽な「不老の妙薬」 第3章では不老長寿の新薬開発やサプリメントの光と影 第4章では手軽なアンチエイジングについて
炎症の範囲は広い(4主徴:赤くなる、熱くなる、腫れる、痛む)が、これは免疫システムが働いているから。しかし、この巧妙な防衛システムも少しは体に傷が残る(完璧なシステムまで人は進化していない?)。急性炎症と慢性炎症がある。そして老化現象の多くが炎症と関連していることがわかってきた(「炎症老化」)。誰も異常と感じない弱い炎症を「自然炎症」と言い、成長に必要でエネルギーの体内の酸化。人の組織や内臓は、自然炎症によって生じる熱エネルギーと食事などによる化学的・物理的エネルギー、急性・慢性炎症による過剰な熱エネルギーによって着実に蝕まれそれが老化そのもの。成長するまでは自然炎症は役立ったが、それ以降は老化の仕組みの一部になる。老化は「自然炎症」「弱い炎症」「慢性炎症」「急性炎症」により進行するそうだ。炎症は病気、なので老化も病気と言える。ストレスによっても炎症は起こる。これまでの老化説(擦り切れ説やプログラム説)とは違う。生活習慣病も慢性炎症がもたらすものである。生きてゆくためには炎症は避けられないが、誕生から死に至るまで長い人生と密接にかかわっている。
アスピリンは鎮痛剤だが、炎症を抑えもする。しかし、胃腸障害や腎臓障害にもなりかねないので、これのない「スーパーアスピリン」が開発されたが、それは心筋梗塞の事態を招いた。少量のアスピリンは心筋梗塞や脳梗塞を予防する。また、アメリカではがんの予防やアルツハイマーにも効くとのデータもある。 酸化はなんらかの炎症を生じさせるので、酸化を抑制することが炎症を抑える。アスピリンに代わる(もっと良い)新しい抗炎症剤も開発されている。ポリフェノールやチーズに含まれるポリアミンは有望視されているが、実際に体の中で活性酸素の働きを抑制しているかどうかは未だ証明する手段がない。
血管の老化が老化の指標ともいわれ、住環境と食生活が大いに関係しているそうな。微量な亜鉛は炎症を防ぐ。食事を30~40%減らすと寿命が延びる。長寿者の基礎体温はほんの少し低くインスリン濃度も低い。塩分摂取を減らすと食事量も減り体重が減る。 低栄養は炎症を招く。高齢者は咀嚼能力を高めれば(カロリー制限の効果)老化が抑制できる。口腔内の健康が老化の予防、便秘は長寿の敵。良く歩くことや筋トレの習慣化が老化の予防。スクワットは効果ある。睡眠7時間前後の人が長命。 睡眠前のコップ1~2杯の水分補給は毎日実行。軟骨は再生できない、鍛えることができないので大切に。 老化が進むと、大きく劣化するのが免疫系とホルモン系。免疫系は劣化をある程度予防できるが、ストレスと喫煙は免疫系にダメージを与える。 などなど、長生きのための生活訓?が随所に説明されていて興味深い。 もう20~30年前にこのような長寿の秘訣に出会えば、私も長生きが出来るだろうに、と思いました。 (恵比寿っさん 2014年1月6日) |
50歳からは炭水化物をやめなさい/藤田紘一郎(大和書房)
著者の主張は、人の体は50歳を境に大きく変わると言うもので、人間には100歳まで生き続ける遺伝子が備わっていると言う、それも介護されて長生きするのではなく、自立した生活を送りながら、社会の支え手の一人として元気に人生を全うしての事、この理屈を医学のもとに論じている。 人間の体は50歳を境に大きく生理機能が変わることが、「がん」、「心筋梗塞」、「脳卒中」、「糖尿病」と言った4大疾病の患者が50歳を境に急増するという統計結果から進められた研究結果によって、その理由がわかったと言う。 人間の寿命を決めているのは、「ミトコンドリア」「テロミア」「長寿遺伝子」「腸内細菌」などの人体に存在する微小の物質たちで、本書ではこれらを根拠に50歳を過ぎてからの食の有り方と長寿の進め方を具体的に論じている。 先ず、若いときは「炭水化物」が重要なエネルギー源であり、若い人が「炭水化物抜きダイエット」などを聞くが、これはとんでもないことだと言う。人間の祖先が生きた38億年前は、無酸素と低温の環境に生きていた単細胞生物で強力な放射線にさらされ、深海でしか生きられなかった。過酷な環境のなかで、生きる為に作り出されたのが「解糖エンジン」で、それは低酸素、低体温の環境で良く動作するものでなければならず、その結果がご飯やパンなどの穀類やイモ類の食生活を原点としていたと言う。 しかし、その原点である「解糖エンジン」説が通じるのは50歳までのことで、以後は全く変わると言う。この理由の骨幹は、前出「ミトコンドリア」「テロメア」「長寿遺伝子」「腸内細菌」の存在で、長寿にはそれらが影響し合っていると言う。なかでも、「テロメア」の存在は、私にとって目から鱗であった。このテロメアの研究は1930年代から始まり、2009年に3人の研究者がノーベル医学賞を受賞しているとのことで、人間がこの「テロメア」を持つことで100歳と言う寿命を持ってしまったという、それはこの「テロメア」が寿命の回数券のようなものだからと言う。 この回数券を如何に長持ちさせるかが長寿に繋がるのだが、本書ではこの「テロメア」の説明がなされている。結論として、「寿命」は自分で決められるとの原理原則が説かれており、「早死に」の人が「リスク遺伝子」を持っているわけではなく、「テロメア」を長持ちさせることが寿命を長引かせると言う。要は回数券の有効活用と言う事のようで、その為には、テロメアが嫌う活性酸素を抑える事が、テロメアの短縮を防ぐことだと言う。 ならば、活性酸素を抑えるにはどうするか、言ってしまうと安直に過ぎて読書の価値がなくなるのだが、本書ではこの辺りのことを克明に記述し、理路整然と説いている。 例えば、活性酸素を浴びる生活は何かと言うと、本書では電波を浴びること、食品添加物、塩素、トリハロメタンなど、この手のものを色々列記して、体にふれるもの、食べるものは出来るだけ避け、天然成分のものを心がける事と言う。 その他、我々の知る常識を覆すような事も記されている、例えば、コレステロールは、うつ病も予防すると言う、その理由なども理論的に説明されており、一般的に非常識と思われる事が肯定されていたりして、それらが医学を根拠にした説得力のある内容となっている。 50歳を過ぎた者にとって、生活習慣の改善がいかに大切であるかを説いている、この書こそ一読の価値があると思うに至った。 (致智望 2014年1月6日) |
ひこばえに咲く/玉岡かおる(PHP研究所 本体1,700円)
これは「大地の画家」と呼ばれ、2000年に89歳で没した実在の画家常田健の生涯を描いた物語である。小説の主人公は若瀧香魚子(あゆこ)。香魚子は、父が店仕舞いを決めた銀座の「ギャラリー碧樹」で、上羽硯(常田健)の個展を開きたいと願う。父の画集の中で硯の絵を見つけて衝撃を受けたのが事の発端である。 香魚子の恋人黒岩俊紀は、日本に妻子を置いてパリに在住する事業家。二人は時折パリで逢瀬を重ねて3年。俊紀の事業の不振から生じた二人の心のすれ違いに悩む香魚子の胸に、確かに生きている人間を描く硯の絵が強く迫る。 香魚子はついに硯の絵を見るために雪の津軽に向かい、硯の屋敷を訪ねる。そこには、ケンこと上羽硯を「オヤブン」と呼ぶ弟子とも画友とも言える緒方芙久(実は恋仲)がいた。三人で一緒に古い土蔵の2階に登り、香魚子は無造作に押し込まれていた150点に及ぶケンの絵と出会う。 「なぜこんなところに押し込むしかない絵を書き続けるのか」と問う香魚子に、硯はのどかな津軽弁で「そりゃあ絵描きは絵を描くだろう。船頭が船をこぐようなもんだ」と言い、「描くためだけの絵もあるんでねえか」と答える。 フクこと芙久は、幼い頃、偶然の出会いでケンにコンテをもらった事がきっかけで絵に興味を持ち画家の道を歩むことになった。東京の美術学校時代、アルバイでプロレタリア作家宮本百合子の屋敷に住み込んで共産党思想の洗礼を受ける。そして再び巡り合ったフクは、妻子持ちのケンと道ならぬ恋に落ち、戦前戦後の時代をたくましい農婦の風貌に隠して恋の道を生き、ケンの死を見送る。 本書は、香魚子と俊紀の恋、長く獄舎に繋がれた共産党員の宮本顕治との高い品性を示す百合子の恋、ケンとフクの秘めやかでしたたかな恋がオムニバス風に描かれる。とりわけ香魚子の、狂おしく男を慕い、そして恋に破れていくいたましいほどの心の奇跡が見事に描かれている。 筆者は、あとがきで「人生はきれいごとではない。生身の人間であり、男であり女である彼らは、私たちと同じく、夢を抱いたりあがいたり、挫折したりまた自分を鼓舞しては立ち上がったり、時には憎み、愛し、妬んでは突き抜けることをくり返したはずだ」と言い、しかしながら小説家としては「本気の人生を描かないなら意味がない」と言う。「とは言いつつも、題材とした人物の関係者の方々にご迷惑が及ぶことには強い懸念を抱いた。実はいちばん時間をとられ、いちばん苦心したのはそれだった」と創作上の苦労を述懐している。 したがって本書は、実在の人物による恋愛小説とも読めるが、絵が好きで本書を手に取った読者には、やはり絵描きの世界を覗く楽しみが大きい。カバーの絵の、裸で両手を挙げた縫いぐるみのような幼い子供を、頬かむりした津軽の女が高々と抱え上げる絵や、裏カバーの、肥沃な暗緑の畑に咲きほこるりんごの花の絵や、カバー折り返しの、頬かむりの後ろ姿で、白い上着の夫婦らしき二人が高く手を伸ばしてりんごの収穫に励む絵に、まず目が行ってしまうだろう。 一枚の絵も売ったことのない絵描きはごまんといる。そんな絵かきの一人だったケンが、香魚子のギャラリーで死の前年にデビューする。脚光を浴びていく過程や業界模様がリアルだ。死後は、実の妻や娘との確執を超えてケンの土蔵が記念美術館となる。稀有で幸運な絵描き人生がすがすがしい。 |
体を壊す10大食品添加物/渡辺雄二(幻冬舎新書 2013年3月発行 本体780円)
著者は消費生活問題紙の記者を経て、現在フリーの科学ジャーナリストです。 食品添加物は食べ物を長持ちさせたり、見た目を良くしたり、カロリーを減らすために使われていますが、それらは消費者の体を確実に蝕んでいる。とはいえ、添加物を完全に避けるのは不可能とあり、そこで最も危険な10の食品添加物を紹介しています。
食を根本から見直すきっかけの一つになればと思い取り上げました。 目次は以下のようになっています。 プロローグ がんの原因になる食品添加物 体を壊す10大食品添加物 発がん性物質に変化する発色剤・亜硝酸Na 発がん性物質を含むカラメル色素 発がん性や肝臓にダメージを与える心配のある合成甘味料3品目 発がん性が確認されているパン生地改良剤・臭素酸カリウム 発がん性のうたがいのある合成着色料・タール色素 発がん性と催奇形性が明らかな防カビ剤のOPPとTBZ ヒト推定致死量が茶さじ1杯の殺菌料・次亜塩素酸ナトリウム 毒性が強く、頭痛を起こす酸化防止剤の亜硫酸塩 ヒトに白血病を起こす化学物質に変化!合成保存料の安息香酸Na 発がん性の疑いの晴れない合成甘味料・サッカリンNa 2章 これだけは知っておきたい!添加物の基礎知識と表示の見方 3章 政府や企業は信用できない!添加物の人体の影響は甚大 4章 添加物の害を防ぐために心得ておくべきこと
以前から気になっていた、輸入のレモンですが、防カビ剤として、OPP(オルトフェニルフェノール)とTBZ(チアベンダゾール)の表示を見かけています。本来は禁止されるべきなのに、アメリカ政府の圧力によって今でも使用が認められている添加物だそうです。発がん性と催奇形性が認められているという報告があります。 その他にも、イマザイルという農薬(ポストハーベスト・収穫後に使用する農薬)も使われているとのこと。 収穫された果実が船で日本に運ばれてきた場合、数週間かかり、その間に腐ったり、カビが生えるのを防ぐためにこれらの防カビ剤が使われている。 皮だけでなく、果肉にも残留しているということ知り、輸入のレモンは皮を剥けば良いと思っていたが安心できないことを知りました。 今ではスーパーで売られている輸入レモンやオレンジ・グレープフルーツは一切やめました。 もう一つ、気になっていたのが、冷凍エビなど魚介類の独特の消毒薬の臭いは殺菌料の次亜塩素酸ナトリウムが安易に使われていることを知りました。 次亜塩素酸ナトリウムは、殺菌の目的でつかわれていますが、分解されて食品には残留しないという前提で使われているため、表示が免除されています。だだし、実際には食品に残留している。
自然界に存在しない化学合成物質・添加物は体の中で危険な「異物」になる。特に肝臓や腎臓にダメージを与えたり、免疫やホルモンなどのシステムに異常を起こさせたりする。私自身も既に、本書の前から、食に関していろいろな類の情報を得てきたつもりでいました。 改めて、これらの10大食品添加物の表記のある食品は消費者が極力避けていくことを心がけていくしかないと思っているこの頃です。 (ジョンレノ・ホツマ 2014年1月16日) |
昭和16年夏の敗戦/猪瀬直樹(中公文庫)
この本は1983年8月世界文化社から単行本として、1986年8月文春文庫から文庫として発刊された。 筆者 猪瀬直樹は「天皇の影法師」「ミカドの肖像」により大宅壮一ノンフィクション賞、2003年には小泉首相より道路公団民営化委員に任命、06年東京工業大学特任教授、07年東京都副知事、12年同知事、13年同辞任。
昭和15年10月3日、私(高幡童子)が生まれた日でもあるこの日、新聞見出しは「総力戦研究所、勅令をもって公布さる。」と報じ、総理官邸近くに質素ながらも新築された木造の建物には、集められた36人の研究員の名が掲示された。 総理大臣 窪田角一 以下、外務大臣、内務大臣、陸軍大臣、海軍大臣以下模擬内閣を構成する役割も公表された。 年令は31歳から37歳、ほとんどが東大卒、高等文官試験を上位の成績で合格、各官庁で数年の実務を経験したうえ推薦され、いずれ大臣次官就任を目指すエリート官僚に加え、陸海軍、満州、民間大企業社員、学者、青山学院など新米的とみなされる学校の出身者をもあえて取り入れ、当時の日本で考えられる最強の頭脳集団が任期1年半のフルタイムで出向し、集められた。27名の官僚のうち軍出身はわずか5名であった。
総力戦研究所教育要綱 他の諸国家との戦争に当り、または戦争を予想し、これらを屈服しあるいはその敵性を放棄せしめる事、換言すれば国防の為の高度の国家活動が国家総力戦である。開戦を決意し、武力発動の時期を予定した場合は、一時平静を装い、あるいは外交的に屈従の形を示し、敵に油断を与えておいて、一挙に決起し、敵の重要部を奇襲する。国内対策としては主戦論の一時的な圧縮が必要である。 武力戦、経済戦、思想戦の要綱を会得せしめること。 物事を総合的に処理し、本質的に把握する機能を習得、体得せしむる事。
二つの内閣の対峙 昭和16年8月27日、32歳の吉岡は新調の白いワイシャツを着、少し緊張気味で自宅を出た。吉岡は半年前まで内務省地方局の一介の事務官だったにすぎない。いかに、一高、東大コースを通過し、高等文官試験に合格したエリートとはいえ、この日の役割は、荷がかちすぎている。彼は<内務大臣>なのだ。首相官邸大広間。午前9時、二つの内閣が対峙した。一方は第三次近衛内閣。もうひとつは平均年齢33歳の総力戦研究所研究生で組織する<窪田角一模擬内閣>である。 吉岡等研究生が視察旅行より帰って以来二ヶ月、総力戦研究所研究生等で組織された模擬内閣は、対米英戦について<閣議>を続けていた。この日、その結論に至る経過報告を第三次近衛内閣の閣僚たちに研究発表という形で明らかにしなければならない。それこそ雲行きが怪しいのだ。長い一日が始まりそうである。 16年夏、彼らが到達した彼らの内閣の結論は次のようなものだったからである。 12月中旬、奇襲作戦を敢行し、成功しても緒戦の勝利は見込まれるが、しかし物量において劣勢な日本の勝機はない。戦争は長期戦になり、結局ソ連参戦を迎え、日本は敗れる。だから日米開戦はなんとしても避けねばならない。午前九時に始まった<窪田内閣>の<閣議報告>はえんえん午後六時まで続いた。東条陸相は真剣な面持ちで始めから終わりまでメモを取る手を休めなかった。外は驟雨が見舞い、大広間のシャンデリアは鈍く光っていた。 <閣議>報告に対し、実際の閣僚たちはどう思うか。閣僚以外にも陸海軍の首脳も出席している。報告が終わったら、彼らははたしてなんというのか。吉岡だけでなく他の研究生たちにとっても長い一日であった。研究所長である飯村の講評に続き、二日間にわたり克明にメモを取っていた東條陸相が立ち上がった。いつものように右腕を後ろに回し、前方に差し出した左手にメモ帳を広げそれをちらちら眺めながらカン高い声を発しようとしていた。 「諸君の研究の労を多とするが、これはあくまでも机上の演習でありまして、実際の戦争というものは、君たちが考えているようなものではないのであります。日露戦争でわが大日本帝国は、勝てるとは思わなかった。しかし、勝ったのであります。あの当時も列強による三国干渉で、やむにやまれず帝国は立ち上がったのでありまして、勝てる戦争だからと思ってやったのではなかった。戦いいうものは、計画どおりにいかない。 意外利裡なことが勝利につながっていく。したがって君たちの考えていることは、机上の空論とは言わないとしても、あくまでも、その意裡の要素というものをば考慮したものではないのであります。なお、この机上演習の経過を、諸君は軽はじみに口外してはならぬということであります」
昭和16年 7月18日 第3次近衛内閣成立 8月25日 米、在米日本資産凍結 8月28日 米、石油対日禁輸 10月2日 独、モスクワを攻撃 12月8日 挫折 10月18日 東條内閣成立 11月26日 米、ハルノートを提議 12月1日 御前会議で開戦を決定 12月8日 真珠湾空爆
その後、米による原子爆弾投下を除き、戦局はほぼ総力戦研究所のシミュレーションのとおり進行した。
文庫本 巻末特別対談 「日米開戦に見る日本人の「決める力」 猪瀬、勝間和代 模擬内閣の出した結論が、なぜ実際の政策決定に影響をおよぼさなかったのか。 当時の最高意思決定機関は、天皇の御前に政府と軍部の代表を集めて開かれる大本営、政府連絡会議です。 議事録を読むと、どうも議論が同じところをグルグル回っているだけで。 決断力がないと言えばそれまでですが、だれも責任をとると言わないからです。 もうひとつ、満州事変の不良債権を認めない。10万人の人命を損きりできず300万人の人命を失った。 (高幡童子 2014年1月19日) |
エッセイ |
ニセ食材、騙される客も悪い?
よく知られた四字熟語に「羊頭狗肉」がある。言うまでもなく店先に羊頭を掲げていながら狗肉(犬の肉)を売るという意味で、いま流行りの?食材偽装と同じ手口である。語源のそもそもは「牛頭馬肉」という言葉だったといわれる。最初に言い出したのは中国春秋時代の斉の国で名宰相と謳われた晏子(紀元前500年)だというから偽装表示の起源は古い。 ただし晏子は、食材偽装を咎めたわけではない。時の君主、霊公が巷の女性の間で流行った男装の禁令を出した。ところがこの男装の流行は霊公の愛する妃から始まったものだった。そこで晏子は、牛頭を掲げて馬肉を売るようなやり方はいけません。巷の女性の男装を禁ずるなら宮廷での男装も禁止すべきです、と霊公に諫言したという。。 霊公が献言を受け入れて実施したところ、それまで収まらなかった男装の流行がたちまち収まったという。このエピソードは宮城谷昌光の小説「晏子」で活写されている。 偽装食材については、いま有名なホテルや百貨店をはじめ食の業界で蔓延している実態や事例が続々と発覚している。 朝日新聞の11月29日付け紙面では、食材偽装 主要ホテルの4割、「どうせバレない」甘い認識、競争やコスト=罪悪感まひ、などという見出しで偽装の実態を取り上げたが、同時に、消費者についても注文を出している。いわく、ブランドに騙されるな、食への意識の低さ、問題―というわけである。 情けない話になるが、私などはいつも仲間と安い居酒屋で飲んでいる。食する材料はほとんどまともな国産品ではないと思いながら食べて飲んでいる。したがってブランドに騙される心配はないものの、食への意識の低さを咎められると面目ない。 同じ紙面の、消費者にも注文―では二人の料理評論家の意見を取り上げている。お一人は、「味のわかる1割の客より9割の客向けに商売した方がもうかる」、雑誌やネットに氾濫するグルメ情報は「店側に都合の良い情報がほとんど」としながらも、「消費者もブランドや産地などにだまされず、自分の舌で確かめるべきだ」と指摘する。 もう一人の先生は、「自分たちが食べる物への意識の低さ、今回の問題はそこを突かれた」といい、「目の前の料理が自分の体と心を作っているんだと意識し、『本物』を見分けられるようにすることが大事だ」という。さらに「もうけようと表示を偽る店は糾弾されるべきだ」としながらも、「客が食への意識を高めないと、偽装表示は今後も繰り返される」と警鐘をならす。 ごもっとも、といいたいが、ちょっと待ってもらいたい。味のわかる客は1割で9割の客は分からないとすれば、客に対するこの注文は少々酷ではないか。味の分かる1割の客すらもブランドや産地の表示に大いに幻惑されるのが普通ではないか。自らの舌でブランドや産地を判定するとか、「本物」を見分けることなど、大方の客にとっては至難の技であろう。だからこそ客を騙す業者の方が厳しく指弾されるべきで、この際、「どちらも悪い」と言わんばかりのご意見は控えていただいたほうがいい。 (山勘 2013年12月3日)
目けり川柳
作家なる猪瀬言語が揺れめけり お願いもせず借りめけり五千万 頼まれも頼みもせずに借りめけり 返す気で隠しめけりや五千万 借用書透かしてウソが見えめけり 政界に徳洲マネー降りめけり おせちにもニセ食材とは寒むめけり 紅白は老人無用と若めけり |
人の評価
すいぶん昔のことだが、松本清張の「点と線」を連載して有名になった旅行雑誌の編集長を長くやっていた名物女性編集者が、エッセイにこんなことを書いていたのを読んだことがある。 彼女があるとき、取材で八丈島にある作曲家の團伊玖磨のアトリエを訪ね、仕事が終わって昼食に店屋物の丼が出された。彼女がそれを食べていると、團伊玖磨が彼女の目の前で飼い犬にも同じ丼を食べさせているのを見て、この人はなんと無神経な人かと思ったというのである。彼女としては、犬と同じものを客に食べさせるとは失礼きわまりないと感じたのだろう。いわば “おもてなし”の配慮に欠ける行為と映ったのだ。 私は最初、彼女のいっている意味がよくわからなかったが、次第にそんなものかと思い始め、それからは團伊玖磨にあまり良い印象を持たなくなった。祖父は三井財閥総帥の團琢磨で父親も貴族の家柄だし、育ちも教育環境も我々庶民とは大違いの、所詮は上流階級の鼻持ちならない人かと勝手に思い込んでいたのである。 ところが最近、東京新聞の記者が夕刊の連載コラムに書いた文章を読んで、それまでの團伊玖磨のイメージが大きく変わった。その記者は音楽文化にも大変造詣が深く、長い記者生活のなかで数多くの世界的指揮者や作曲家、演奏家などを取材していて、当然のことながら團伊玖磨にも会っていた。 無名の若い記者を横須賀の自宅に快く迎え入れてくれた團伊玖磨は、貴重な逸話や他の取材対象を次々と教えてくれた後、記者が辞去するときに謝礼を納めた封筒を差し出すと、中身を見ることもせずスッと押し戻し、“温かみのある深い声で”「これはあなたの勉強のためにお使いなさい」といったという。「今読み返せば欠点だらけの原稿を褒めてくれた。僭越ながら私には、記者の仕事をする上での慈父とさえ呼びたい存在である」とこの記者は書いている。 まったくの想像であるが、時代から考えて2人がそれぞれ團伊玖磨に会ったのは、女性編集者が5、60代、男性記者が2、30代の頃か。年齢の違いや同性か異性かによっても、同じ人間に対する評価がこうも違うものかと大変興味深かった。さらに、性別に関係なく“相性”というものがあるのかもしれないということも。もし、この男性記者が八丈島で女性編集者と同じ体験をしていたら、彼はどのように書いただろうか、あるいは書かなかっただろうか。 私はペットを飼う趣味はなく、まして室内で遊ばせたりすることも好きではないが、犬は嫌いではない。もし愛犬がいたら、客の前でも自分が口にするものを犬に食べさせるくらい、ついやってしまいそうだ。だから、今では團伊玖磨の行為がそんなに失礼なこととは思わないが、女性編集者の感覚としては到底許せるものではなかったのだろう。蛇足ながら、彼女は團伊玖磨より10歳ほど年上である。 「あばたもエクボ」ではないが、人間は往々にして人を“好き嫌い” で判断しがちである。人物を客観的に評価すること、真の人間性に迫るということは、どのような高尚な人物評論であれ巷の噂話のレベルであれ、実は至難なことだということを改めて知った。 (本屋学問 2014年1月4日) |
いなくなった伊東正義
平成25年も多事多難の一年だった。低次元の話になるが、昨年は、安倍総理は別にして政治家やら経営者やら、やたらテレビ画面で謝罪する人が目立った一年だった。 今年はどんな年になるのだろう。都知事選、那覇市長選から始まって今年は政治的に波乱の年になるという識者もいる。過去に政治献金疑惑を受けた御仁が再びのこのこと表舞台に出てきたり、親子で息子代議士の裏資金を捻出していたことがバレたり、政治家の倫理観や金銭感覚は緩みっぱなしである。かくて今年もテレビで謝罪する政治家がぞろぞろ出てきそうだが、巷でもすでに年初から農薬入り冷凍品やら四日市市の工場爆発の不祥事で始まった。 日経新聞コラムの「春秋」氏はいつもいい話を書くが、昨年(2013年)の12月15日には、この日が、昭和の大政治家・伊東正義が生まれて100年目にあたるとして伊東の話を書いている。その冒頭で、先ごろ亡くなった辻井喬(堤清二)が伊東を評して「田舎の中学校の校長先生のような顔」と書いた話を引用し、伊東を「地位を得、何事かを為して名を残す人はいくらもあるが、地位を蹴り、為さざることをもって名を残したまれな人」だと言う。 大平正芳元首相が急逝した1980年、大平の盟友とも腹心ともいわれて官房長官だった伊東は首相臨時代理を務めた。その36日間、一度も官邸の首相執務室を使わず、閣議でも首相の椅子に座らなかった。政治資金集めのパーティーは開かない。勲章は断る。一事が万事、こうした調子で生きた。 ちなみに、伊東正義が首相臨時代理を務めた時、直後の選挙は大平派の大番頭で総務会長だった鈴木善幸が取り仕切った。選挙前の自民党への風当たりが強かったにも関わらず、憤死した大平への同情で自民党が圧勝した。したがって選挙後の総裁選では、大平を追い込んだ反主流派が名乗りを上げることができず、敵のいない伊東正義が候補にのぼったのだが、伊東は辞退。おはちが鈴木善幸に回ってきて、鈴木が総理の座に座ることになった。 しかし鈴木は、次の本格的な総裁選を迎えた時、党内融和を唱えてきた自分が総裁選で争うことはできないと言って出馬を辞退した。 鈴木は、一般人からも「善幸さん」と呼ばれる温和な人柄で、人事に気配りする調整型の政治家と見られていた。余談だが善幸さんは私の郷里岩手県の大先達で、何度か会合でお会いし、直接お話をお聞きしたことも二度ほどある。ご子息の鈴木俊一衆議院議員(元環境相)も知っているが、親子揃って声がやさしく温和な人柄である。 伊東の方は、大物候補が軒並み金銭スキャンダルにまみれた1989年、金にきれいなこの人しかいないということで首相就任を請われたが、「自民党という本の中身を変えず表紙だけ変えても意味がない」といって断った。総裁の椅子をめぐる鈴木と伊東の身の処し方は、いさぎよさで通じるところがある。 それにしても政治家の権威は失墜する一方だ。「信なくば立たず」という言葉はよく知られているが、政治家がこれを言う時は我田引水で、選挙民の信頼がなければ立候補しない、といった意味で言っているようだ。しかし、孔子が教えた「民(たみ)信無くば立たず」のほんとうの意味は、「民の信頼がなければ国は成り立たないという」意味だ。 先の春秋氏は、「そういえば、田舎の中学校の校長先生のような顔を最近見ない」と小論を結んでいる。寂しい限りである。 |
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年 月 | 書 感 | エッセイ |
2013-12 | 「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」(山勘)/「ケネディ暗殺」(本屋学問)/「富士山噴火の歴史 万葉集から現代まで」(ジョンレノ・ホツマ)/「アベノミクスの真相」(致智望)/「WORK SHIFT ワーク・シフト」(恵比寿っさん)/「零戦-その誕生と栄光の記録」(狸吉) | 「ある見識」(本屋学問「)/「『十分な論議』への疑念」(山勘)/「モンテカルロ」(高幡童子)/「富士山と古事記・日本書紀」(ジョンレノ・ホツマ) |
2013-11 | 「明日、未明! ヒトラーの侵攻計画は漏れていた」(本屋学問)/「おとなの背中」(山勘)/「育水のすすめ 地下水の利用と保全 」(ジョンレノ・ホツマ)/「零の発見―数学の生い立ち」(恵比寿っさん) | 「冷泉家文庫と稲盛和夫氏」(本屋学問)/「『使えない権利』の怪」(山勘)/「人間は騙されやすい①②」(山勘)/「日常の挨拶」(恵比寿っさん)/「秘密保全法と子供時代の思い出」(狸吉) |
2013-10 | 「〈ひと〉の現象学」(山勘)/「ツタンカーメン」(恵比寿っさん)/「英雄時代の鉄道技師たち」(狸吉)/「職業としての政治」(本屋学問) | 「『故郷』を国歌に」(本屋学問)/「古代の日本の馬について」(ジョンレノ・ホツマ)/「敬老精神は過去の遺物か」(山勘)/「顔と心の経年変化」(山勘) |
2013-9 | ||
2013-7 | ||
2013-6 | ||
2013-5 | ||
2013-4 | ||
2013-3 | ||
2013-2 | ||
2013-1 | ||
2012-12 | ||
2012-11 | ||
2012-10 | ||
2012-9 | ||
2012-7 | 日本中枢の崩壊(恵比寿っさん)/ハーバード白熱日本史教室(六甲颪)/地下水は語る―見えない資源の危機(ジョンレノ・ホツマ)/黄金の日本史(智致望)/船を編む(山勘)/我的日本語―The World in Japanese(狸吉)/シベリア鎮魂歌―香月泰男の世界(本屋学問) | 一億総懺悔(本屋学問)/働き者が報われる?続(山勘) |
2012-6 | 「さよなら!僕らのソニー」(恵比寿っさん)、「リーダーシップ」(山勘)、「電力危機をあおってはいけない」(狸吉)、「昨日の戦地から―米軍日本語将校が見た終戦直後のアジア」(同)、「ピダハン」(六甲颪)、「松井石根と南京事件の真実」(本屋学問) | 「真心」(本屋学)、「ギリシャは、ポルシェの保有率世界一と言う不思議」(智致望)、「働き者が報われる?」(山勘)、「天照神の誕生」(ジョンレノ・ホツマ) |
2012-5 | 闘戦経、中国経済ーあやうい本質、遠い波濤、米国製エリートは本当にすごいのか? | 老いの繰り言、おおなむち、セキセイ・インコの記憶力は凄い |
2012-4 | 知的余生の方法,、天地明察、民度革命のすすめ、物語 近現代のギリシャ、中国人がタブー視する 中国経済の真実、帝国の落日 | こころの通い路 |
2012-3 | 十字軍物語Ⅲ、科学嫌いが日本を滅ぼす、日本人は原発とどうつきあうべきか─新・原子力戦争 | 信じるということ、うるう年の語源、謙譲の美徳は時代遅れ?、身内にも油断がならない?少子高齢化を喜ぶべき |
2012-2 | 山はどうしてできるのか―ダイナミックな地球科学入門、世界から絶賛される日本人、死ぬときに後悔すること25、ヘブンズ・コマンド―大英帝国の興隆上巻、「赤い鳥」創刊号復刻版、日本に足りない軍事力 | 後世に残したい歌、有機EL-TVは何故サムスンに先行されたか、ほつまエッセイ―気象神社、「絆」のウラおもて―続、東日本大震災―巨大地震の原因、駐車監視員制度の愚 |
2012-1 | サロメの乳母の話、老いの才覚、新版・今昔メタリカ、オーケストラ大国アメリカ | 時事問題2点、目に余るNHK番組の低俗化、「『絆』のウラおもて」、人類は戦争をなくせるか、真っ先に逃げた船長 |
2011-12 | 中国モノマネ工場 世界ブランドを揺さぶる「山寨革命」の衝撃、恋するオスが進化する、出版大崩壊―電子書籍の罠、測り方の科学史Ⅰ 地球から宇宙へ | 明暦の大火と保科正之、予測の的中率とその評価、地震予知は可能、本当の教育 |